毛穴は小さくならない。黒く見えて当然?!

毛穴トラブルはほとんどの女性にとって、多かれ少なかれ悩みのタネになっているのではないでしょうか。
毛穴の悩みと言っても、いくつかのタイプに分かれます。
間違ったケアで毛穴トラブルを悪化させてしまわない為にも、悩みのタイプに合った適切なケア。やってはいけないケアをご紹介します。
ここからの目次
毛穴という言葉にひそむ落とし穴
黒ずみが気になる、開きが気になるなど、毛穴で悩む人は多いですよね。
しかし、毛穴ほど、一般の人が正しく理解できていないのではないでしょうか。
雑誌などで目にしたことがあるかもしれませんが、毛穴は基本的に毛の横にちょこんと小さな皮脂線があるという構造になっています。

実は、顔の場合はボディに比べて皮脂腺が大きく発達していて、そのため毛穴が目立ちやすいのです。
顔は、頭皮に次いで皮脂腺が発達している部分でもあります。
しかしその皮脂線に対して、毛はとても細い「産毛」です。
つまり、顔の毛穴の主役は、毛ではなく皮脂腺。
毛穴というよりは、むしろ皮脂腺穴と呼ぶべき状態なのです。
毛穴が目立つのは汚れのせいじゃない?!
顔の毛穴の主な役割は、皮脂の分泌です。
毛穴が汚れているのでどうにかしたいという悩みがありますが、毛穴に脂がたまっているのは自然なことでもあるのです。
また、毛穴はくぼみ(凹)なので、影ができ何も汚れが詰まっていないときでも黒く見えますが、これは鼻の穴が黒く見えるのと同じこと。
穴はどうしても黒く見えてしまうものです。
毛穴の大きさは遺伝的要因でほぼ決まる

毛穴の大きさを気にする人も多いですが、毛穴の大きさはほとんど遺伝的なものです。
それには男性ホルモンの量がかなり関係しています。
男性ホルモンが多めの人は皮脂腺が大きくなる傾向にあります。
すると皮脂腺の出口も大きくなるから、毛穴が目立つようになるのです。
この男性ホルモンの多さは、遺伝によって決まるもの。
もともと背の高い人と低い人がいるのと同じことです。
なので、生まれつきのものは毛穴用化粧品で小さくなることはありません。
スキンケアで改善できるのは「詰まり毛穴」と「たるみ毛穴」
毛穴が目立つのは、生まれつきの要素もありますが、
- 皮脂や汚れが詰まって目立っている
- 真皮が衰えて肌がたるんでいる
- 毛穴が広がってみえている
という場合もあります。
これは、適切なスキンケアでの予防や改善が可能です。
ただし、詰まり毛穴とたるみ毛穴では、対処法も異なります。
- 詰まっている
- たるんでいる
まずは自分の毛穴がどんな状態なのかを知ること。
そのタイプに合ったケアを的確に行うことが大切です。
では、一つひとつケアの方法をご紹介していきます。
【詰まり毛穴】におすすめの毛穴ケア!
タンパク質を分解する酵素洗顔料は、余分な角質を取り除く効果が高い。
たまった角質をとって毛穴の周りの肌をやわらかくすると毛穴が目立ちにくくなる。
皮脂が残っていると酸化されて肌を刺激し、毛穴を開かせる原因になる。
皮脂は夜寝ている間も分泌されているので、夜だけでなく朝も。
定期的にピーリングをして肌表面の余分な角質を取り除けば毛穴に角質がたまりにくくなる。
また毛穴の周りの肌をやわらかくして毛穴を目立たなくする効果。
【たるみ毛穴/開き毛穴】におすすめの毛穴ケア!
ビタミンCには真皮のコラーゲンを増やすのを助ける働きがあります。
ビタミンCを肌に浸透しやすくしたビタミンC誘導体は水に溶けやすく、化粧水に多く配合されています。
収れんとは、毛穴を引き締める働きの事で植物エキスなどでも収れん作用のある成分があります。
因みに
こちらのクレンジングには収れん作用のある植物エキスが配合されています。
不規則な生活で毛穴がたるむこともある

生活習慣が原因で毛穴が目立ってくることもあります。
不規則な生活、喫煙、極端なダイエットなどは、ホルモンバランスを崩しベタつきやすくなったり毛穴の開きを加速させます。
日焼けで毛穴がたるむ理由
また、日焼けは肌を乾燥させハリや弾力の低下に繋がってしまうので、たるみ毛穴を招く原因になります。
毛穴を目立たなくするにはこうした生活習慣を見直し、体の内側からケアをすることも必要です。
毛穴を目立たなくさせる、もう一つの選択肢
どうしても毛穴を目立たなくしたいのであれば予防するだけでなく、皮膚科で治療を受けるのもひとつの手です。
皮膚科でピーリングやレーザーなどの機械を用いて治療すれば、自分だけのケアより効率が上がりますが、治療費が高くつきます。
最後に
酵素洗顔やピーリングなどは角質や毛穴ケアに効果が、毛穴の悩みが改善されてきたと感じたら使用頻度を減らしていき、いずれ卒業することをおすすめします。
肌に優しいマイルドな洗顔料に変えていくことで、皮脂バランスが整い皮脂の分泌も落ち着いてくるはずです。
トラブルに効果的なものは、その反面多少の刺激もあるものです。
悩みをケアするものと、平常時の優しいものを使い分けることも肌に合った優しいスキンケアです。